脳梗塞とは?

脳梗塞とは、脳へ血液や栄養を送るパイプ役を果たす動脈が、閉塞(あるいは狭窄)することによって、脳組織が壊死、もしくはそれに近い状況になることをいいます。脳梗塞は現在、日本人の三大死亡要因の上位にランクされていることもあり、その予防法や早期発見法がマスコミなどを通じて取り沙汰される機会も多くなってきました。皆さんも一度はテレビや雑誌で見かけたことがあるのではないでしょうか。「私はまだまだ若いから関係ない」なんて思っている方も多いのではないかと思いますが、その考えこそが危険信号です!なぜなら、食生活の欧米化や生活習慣の不規則化に伴い、若年層で脳梗塞を発症するケースが近年、増えてきているためです。脳梗塞の初期症状や兆候について、若いうちから知っておくことで、早期発見につながるだけでなく、重篤な事態を回避することさえも可能になります。また、ご家族やお知り合いの脳梗塞を早くに見つけてあげることもできるようになりますから、ぜひこの機会に脳梗塞に関する知識を身につけておくと良いでしょう。

脳梗塞の初期症状や兆候

脳梗塞の初期症状や兆候には、以下のようなものが挙げられます。1)片手、片足に力が入らなかったり、足がもつれたりする運動障害。2)体の左右どちらかがしびれたり、感覚がなくなったりする感覚障害。3)激しいめまいがしたり、まっすぐ立ったり歩いたりすることが困難になる平衡障害。4)ろれつが回らなかったり、思っていることが言葉に出せなかったりする言語障害。5)物が見えにくくなったり、視界が狭まったりする視覚障害。6)食べ物をうまく飲み込めなくなる嚥下障害。……こうして見ていると、ただ単に「疲れているのかな?」「年のせい?」などと思って病院へいくのをためらい、見過ごしてしまう症状が多いのが、脳梗塞の初期症状に関する特徴であることがお分かりいただけるのではないかと思います。普段の生活の中で、ちょっとでも「あれっ?」と思うことがあれば、すぐに病院へ行きましょう。それこそが、脳梗塞の早期発見・早期治療につながる一番の方法なのです。

脳梗塞を診断するための検査

上記のような初期症状が認められた状態で病院へ行くと、まず最初に脳梗塞であるか否かを診断するための検査を受けることになります。検査という言葉にアレルギーを覚える方もいらっしゃるかもしれません。格別に病院嫌いというわけではなくとも、どんな検査を受けるのか、誰もが病院へ行く前は不安になるものですよね。そこで、最後は脳梗塞を診断するための検査の内容について見ていきましょう。脳梗塞の検査としては、頭部CTやMRI、胸部のX線撮影、血液検査などが挙げられます。頭部CTというのは、頭部をX線撮影したものをコンピューターによって処理し、頭蓋骨内部を5mm〜1cmの間隔で輪切りにした画像を映し出し、判別する検査です。MRIというのは、磁気を利用して人体の断層映像を得るもので、放射線や造影剤を使わないためCTよりも安全性が高く、また、立体的に映像を表示することもできるため、CTよりもさらに細かい部分を見ることができ、より早い発見が可能になります。胸部X線というのは文字通り胸のレントゲンで、血液検査とは注射によりわずかな血液を採取する検査です。健康診断などでもお馴染みですよね。脳梗塞を診断するための検査といっても、胃カメラのような辛い検査が行なわれるわけではありませんから、お気軽に病院へ足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

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