アコースティックギターについて

アコースティックギター初心者のための入門編です。アコースティックギターとは、20世紀に入りエレキ・ギターが発明されたことにより、それらと区別するために生まれた呼び方です。そもそもエレキギター(正式名はエレクトリックギター)とは、ボディー自体にピックアップ・マイクが内臓され、アンプにつながないと小さな音しか出ないギターのことです。それに対してアコースティックギターは、ボディー自体が共鳴する箱になるように設計されているため、アンプがなくても充分な音量と豊かな音色がします。つまり簡単に言えば、停電になってもしっかりとした音が鳴るギターは全てアコースティックギターと呼べます。また、アコースティックギターの特徴は何と言っても手頃な大きさで楽器が軽く持ち運びに便利な点と、ソロは勿論、伴奏楽器としても使用できる点があげられます。特に弾き語り(一人で歌いながら伴奏する)楽器として最適で、トニック機能コード・サブドミナント機能コード・ドミナント機能コードの6個のコードを鳴らす指使いを暗記してしまえば、取りあえず簡易的な伴奏ができます。

アコースティックギターの魅力

アコースティックギター初心者のための入門編。アコースティックギターの魅力は、カポタストと言うネックに取り付けてフレットを押さえ付けるアクセサリーを使うことによって、どんな調の音楽でも同じ指使いで演奏ができてしまう点です。このような優れた魅力に、演奏しながら歩き回れたり、立っても・座っても・踊っても演奏ができたり、他の伴奏楽器に比べ価格が手頃であるなどの要素を加えれば、もしかしたら全ての伴奏楽器の中で最もポピュラーで多様な楽器と言えます。アコースティック・ギターに向いている人は、すらりと指が長くその指が横に大きく開く人で、爪のお手入れが大好きな人です。性格的には繊細で内向的な人が多いようです。また、初歩的、または簡易的な演奏は極めて容易ですが、中級以上のレベルを身に付けるためには、立ち塞がる技術的な壁を越えるための非常な修練と根性が必要です。ギターの神様レベルを目指すなら、お寺で修行をしている僧侶のような、ストイック(禁欲的)な人にならないと難しいかもしれません。

アコースティックギターの弾き方

アコースティックギターの弾き方は、まず左手の指でネックを握りながら弦を押さえ、右手の指で弦を弾(はじ)き演奏します。さまざな奏法としては、爪で弦を弾いて演奏するピチカート奏法、プラスチック製のピック(丸みを帯びた小さな板)を親指と人指し指で挟んでリズミカルに弦をかき鳴らすピッキング奏法、フォークソングやアメリカのカントリー音楽で登場するスリー・フィンガー奏法があります。また、フラメンコなどで小指から順番に素早く弦を叩いてゆくラスゲアード奏法など、音楽のジャンルに合わせてさまざまな奏法を使い分けて演奏します。また、右手で最初の音を鳴らしてから左指で弦上を滑らせてポルタメントを鳴らしたり、ハーモニクスでオクターブの演奏が出来たり、多彩な表現が可能です。スペイン出身のギターの大家であるディオニシオ・アグアドさんが1825年に近代ギター奏法の原理を確立した教則本を発表し、ギター奏法の基礎が世界中の多くの演奏者に広まっていきました。ちなみに、この奏法は今でもなお用いられています。このアコースティックギター初心者のための入門編を参考にがんばってください。

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